FAQ

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よくあるご質問

Q,とても小さな案件ですが、財団で扱えますか?

もちろんどんなに小さな案件でも、当財団は扱います!
当財団が支援しているのは単なる『M&A』ではなく、あくまでも『出口戦略の一つの手段』です。 
企業は一旦誕生したら5つの出口「1. 上場、2. 事業承継、3. M&A、4. 清算、5. 倒産」に向かいます。 
ゴーイング・コンサーンが前提なら『事業承継』か『M&A』となりますが、
後継者もいない、結婚相手も見つからない会社は現実的に『清算』しかありません。 
つまり、「M&A」と「清算」という両方の選択肢を経営者と確認できる点において、
「小さい案件だからM&Aの支援ができない」ということにはならないと考えます。

Q.財団には加入したら、具体的にどのような活動をはじめたらよいですか?

当財団では出口戦略検討シートを配布しています。(※加入後ダウンロード用URLをお知らせします)
月次報告や、決算の検討といった日常業務の合間にそれらのツールをご活用いただき経営者にヒアリングをしてください。
「事業承継やM&Aについて具体的に質問されたらどうしよう?」という心配はよくわかります。
そんな時は当財団までご一報ください。
会員の皆様と一緒に解決策を検討いたします。そのプロセスで、皆様もきっと力を付けて頂けるはずです。
目の前のクライアントが抱えている問題を先送りにしない為のお手伝いをしてあげてください。

Q.後継者不在のクライアントにどう声を掛けたら良いですか?

出口戦略検討シート』をご活用ください!
クライアントも出口戦略については問題意識を持っており、相談に乗ってくれる誰かを待っているも事実です。
そのため、我々が上手に切り出してあげる必要があります。
そんなときは、是非『出口戦略検討シート』(※加入後ダウンロード用URLをお知らせします)をご活用ください。
「全クライアントで今アンケートを取っています」というような枕詞をそえることで、抵抗無く耳を傾けてくれるはずです。
そこがスムーズに行けば「M&Aってなに?」「うちの会社も売れる?」といった話に繋がっていきます。
日本の大切なものつくりの技術を守るため、雇用を守るため、地域経済を守るためにも、頑張って声を掛けてあげてください。

Q.調剤薬局の譲受案件の相談に、どう対応したらいいですか?

譲受案件登録シート』をご活用ください!
譲受案件であれば、財団の書式集にある譲受案件登録シートにご記入(入力)いただいて、
FAXやメールで事務局に送信してください。当財団にて案件照会をかけて参ります。
ただし、調剤は「旬」の案件であり、大手が相当な高額で買収しているため厳しい競争になります。
別の視点で、今高値で売買されているからこそ、次の事業展開のために資金を確保することを考え、
全てではないにしても、業績がさほど良くない店舗を一部売却するという考え方もあります。
調剤はおそらく10年後には半値以下になると言われています。
ご相談いただいた社長様が生き残る側に回れるか否か相当シビアに見ておく必要があります。

Q.そもそも企業の売買価格ってどうやって決定するのですか?

会計事務所ならではの『ライフプラン・アプローチ』があります!
難しい計算式を攻略したところで、いくらの価値がつくのか?となりますし、
ほとんどの中小企業では価格はつかないでしょう。
そこで「中小企業ならでは」の決定方法をご紹介します。
売却後の社長にいくらのお金が必要なのか?を参考にする「ライフプラン・アプローチ」方法です。
一般的な用語ではなく、MA財団オリジナルの名称です。
譲り渡す理由が、高齢で後継者もいないということであれば、
老後資金としていくら必要で、現在どの程度の蓄えがあり、不足がいくらなのか?が譲渡希望価格です。
「ライフプラン・アプローチ」は 「所得税」や「相続税」のシミュレーションが絡んでくるため、
おそらく会計事務所にしか取れない優れた方法と言えます。

Q.ノンネームシートを魅力的にするためにはどうしたらいいですか?

譲受企業の立場に立って、アピールポイントを絞りましょう!
ノンネームシートはいわば譲渡企業のお見合い写真です。
譲受企業の立場に立って、どんな情報に魅力を感じるかを考えて表現する必要があります。
相手が興味を引くように常に磨きをかけておく必要があります。
但し、特殊性の説明をそのまましてしまうと、素性がすぐにばれて、機密性が担保されなくなってしまいます。
大切な点をお伝えするならば、譲渡企業のホットポイントを譲受側の視点で1〜3つに絞り込むことです。
絞り込みが終わったら、そのポイントの表現方法をあくまで譲受企業の視点で創意工夫します。
例えば
「売上高5億円」と単に表現するのではなく、
「売上高5億円超(7年間継続増収)」
「社員数12名」と単に表現するのではなく、
「社員数12名(内熟練工4名)平均年齢42歳と若い!」
と表現するわけです。

Q.クライアントへの出口戦略の切り出し方はどうしたらいいですか?

出口戦略検討シートを活用して自然に!がポイントです。
会社の出口についてどう切り出すか?というのは重要でデリケートな問題ですね。
経営者も会計事務所も気になりながら先送りにして、結果取り返しの付かない事態になって慌てて対応するから、
手遅れになるか、選択肢が狭まるか、といった状態になります。
そこで、是非活用して欲しいのが財団の会員が利用できる書式集の「出口戦略検討シート」です。
「今、全てのお客様にお尋ねしています!」といってお客様にお尋ねすれば、とてもナチュラルに切り出せます!
お客様はきっと会計事務所が尋ねてくれるのを待っているので、
話題を切り出しさえすれば後はお客様が勝手に話し始めるという場合がほとんどです。